トルコの輸出額、2019年上半期は史上最高の882億ドルを記録

輸出額最値、貿易大臣の声明
ペキジャン・トルコ貿易大臣が7月2日に声明を発表したところによると、輸出額が2019年前半で882億米ドルに達し、トルコ史上最高の数字を記録した。

今年上半期で882億ドル、輸入のカバー率86.3%
同省が発表した6月の月次統計によると、輸出は116億ドルで前月より14.86%減少、輸入は151億ドルで22.81%の減少となったものの、今年の上半期は2.18%増加して882億ドルに達した。これは同国史上最高の数値となった。
ペキジャン貿易大臣は、今年上半期のトルコ対外貿易ギャップは139億6,000万ドルにまで狭まったと述べている。貿易量は11.3%減少の19.4億ドルとなった。
また輸入に対する輸出のカバー率は86.3%、前年同月期の67.3%から大きく上昇していることも強調した。
5月の輸出最高額から好調を維持するとの見通し
この大きな伸びは、5月の月次統計で168億ドルを記録したことにある。輸入に対する輸出のカバー率は90.5%であった。6月の減少は、9日間のイスラム教徒の休日が影響したと大臣は説明している。
世界経済、トルコにとっては重要な輸出先であるユーロ圏の成長見通しが下方修正され減速している。また貿易摩擦、英国のEU離脱などグローバル規模で経済的な課題を抱えているが、大臣は今後輸出において好調を維持するだろうとの見通しを述べている。
(画像は写真ACより)
▼外部リンク
DAILY SABAH
https://www.dailysabah.com/