5月対外貿易指数 交易条件101.3

輸出量増加も利益に結びつかず
トルコ統計局は10日、5月の貿易指数を発表した。交易条件は101.3で2018年5月の102.9から1.6ポイント減少した。
交易条件は、輸出単価指数を輸入単価指数で除算し、その結果に100を掛けたもの。

公開されたデータによると、輸出単価指数は91.6と前年同月の96.8から5.4%減少、輸入単価指数は90.4で、こちらも前年同月の94.0から3.9%減少した。また、輸出量指数は183.9と前年同月の155.7から18.4%増加し、輸入量指数は127.5と前年同月の151.7から16%減少した。

参考までに、6月末に発表された5月の貿易統計を確認すると、一般貿易において輸出は160.8億ドルと前年同月比で11.4%増加、輸入は180.5億ドルと前年同月比で20.1%減少している。
輸出の拡大が経済成長を後押ししているものの、高インフレや通貨安への対策が急がれる。
FOMC議事録公開後ドル売り優勢 リラもつれ高
10日の外国為替市場、米国連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公開された後はUSドル売りが優勢となった。対円で一気に1ドル108.45円をつけ、その後もずるずる円高方向へ進んでいる。
原油価格は上昇し、1バレルあたり60ドルの大台を抜けた。
トルコリラもドル売りの影響を受け、対ドルで1リラ5.7ドルを切った。対円でも1リラ19円を抜け、一時1リラ19.12円をつけた。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
トルコ統計局プレスリリース(5月対外貿易指数)
http://www.turkstat.gov.tr/
トルコ統計局プレスリリース(5月対外貿易統計)
http://www.turkstat.gov.tr/