トルコ中央銀行、政策金利を24%から19.75%に大幅利下げ
トルコ中央銀行は25日の金融政策決定会合で、政策金利を現行の24%から19.75%に利下げすると発表した。市場では2.5%の利下げ予想となっていたが、予想以上の利下げに踏み切った。
トルコでは約3週間前に中銀総裁のチェティンカヤ氏をエルドアン大統領が突然解任させ、新総裁としてウイサル副総裁が総裁へと就任した経緯があった。
以前よりエルドアン大統領は金利が高止まりしていると中銀を批判しており、利下げ圧力を掛けていた。そんな中での総裁交代激のため、新総裁の初会合は注目を集めていた。
結果として、エルドアン大統領の意向を大きく取り入れた形となったため、中銀としての中立性が揺らぎ信頼性を損なわせる恐れがある。