トルコ一週間ものレポ金利19.75%

ディスインフレプロセスの維持が重要
トルコの中央銀行は25日、金融政策委員会の会合を開き、一週間ものレポ金利を現行の24%から425ベーシスポイント引き下げ、19.75%とすると発表した。
金利引き下げの理由として、最近発表された経済データはトルコ経済の緩やかな回復を示しており、インフレの見通しも改善する傾向にあることを挙げている。
特に貿易に関して、世界経済が停滞気味にもかかわらず純輸出が伸びていることから、同国の競争力は向上していると自信をのぞかせた。
また、同委員会は、ディスインフレプロセスを維持することがソリブンリスクの低下や長期金利の低下につながり、より強い経済回復を達成するために必要であるとの認識を示した。
金利引き下げ発表もトルコリラ円は上向きトレンド形成中
25日の外国為替市場、欧州中央銀行(ECB)理事会が金利据え置きを決定し、ユーロが上向いた。USドルは。
原油価格は前日と同水準の1バレルあたり56ドル前半で取り引きされている。
トルコリラは政策金利引き下げ発表後、対ドルで一時1ドル5.662リラまで急伸した。しかしすぐに反落し、1ドル5.70リラ付近で推移している。対円でも金利引き下げ発表後に値が大きく動いたが、すぐに落ち着き、1リラ19円を抜け同水準で推移している。
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▼外部リンク
トルコ中央銀行プレスリリース
http://www.tcmb.gov.tr/