トルコ、東地中海発掘作業チームへの逮捕報道に関する政府の回答

トルコエネルギー省の声明
トルコのエネルギー省は6月10日、同国の掘削船Fatih乗組員と、トルコ石油会社の幹部に対し逮捕状を発行したと伝えられた件について、不当な疑いであり、発掘作業を継続する旨を伝えている。

石油・天然ガスの研究と発掘の継続を主張
ギリシャのキプロス政権が、トルコの発掘船乗組員ら25名に対し国際逮捕令状を発行したと伝えられた。現時点では正式に発行されたものではなく、その疑いをメディアが報じたことから大きく取り上げられたものだ。
トルコのエネルギーと天然資源大臣は、声明を発し違反行為ではないことを説明。研究と発掘を継続すること、活動を阻止するいかなる脅威にも屈さないことを述べた。
また、本当に逮捕状が発行されるとしても、同海域における発掘作業は国連海洋法条約で定められた制限海域外で行われている合法的な事業であり、法的措置をとることは不可能と主張。
現実になればギリシャのキプロス政権に対し、反訴訟を起こす構えであることも述べた。
Fatihでの石油・天然ガスの探査・発掘作業は、大陸棚での権利と島の共同所有国としてトルコのキプロスの権利を保護する目的で平等に分配されるものであり、このまま計画通りに実行すると付け加えている。
(画像は写真ACより)
▼外部リンク
トルコ共和国外務省のプレスリリース
http://www.mfa.gov.tr/