トルコ中央銀行、一週間レポ金利24.0%据え置き


インフレ上昇ゆるやか 経常収支は改善傾向
トルコ中央銀行は12日、金融政策決定会合にて一週間ものレポ金利を24%に据え置くことを決定した。
3日に発表された5月の消費者物価指数(CPI)は前月比+0.95%とインフレ上昇率は落ち着きをみせている。
トルコ中銀は、経常収支は改善傾向にあり、国内需要と金融引き締め政策がインフレーションの低下をもたらすとし、現状のスタンスを維持する姿勢だ。
米国の原油在庫はだぶつき気味
12日の外国為替市場、USドルは日本時間6時18.52円からスタート。東京市場の取り引き時間内はもみ合いが続いた。夕方108.22円まで下落するも、その後持ち直し108.5円台で推移している。
同日、米国の原油在庫統計が発表された。米国エネルギー省エネルギー情報局(EIA)の発表によると、米国の原油在庫水準は6月7日時点で4億8,550万バレルと前週から220万バレル増加した。
これを受け、原油価格は下落。1バレルあたり51円台まで値を下げた。
政策金利据え置きと原油価格の下落で反発
トルコリラは日中18.6円後半で推移。夕方、対ドルの円高傾向に引きずられる形で一時18.56円まで下げた。ニューヨーク市場取り引き時間内に米国原油在庫統計発表を受け急伸、18.76円の高値をつけた。
▼外部リンク
トルコ中央銀行プレスリリース
https://www.tcmb.gov.tr/