エルドアン大統領、米国の制裁措置に対抗する意見を発言

ミサイル問題での対米関係について
トルコのエルドアン大統領は6月20日、イスタンブールで行われた外国メディアとの記者会見で発言。ロシアのミサイル防衛システム購入に対し、米国は制裁措置についてよく考えるべきだと述べた。

強行されれば見返りの可能性を指摘
ロシアからのS-400導入計画を巡って懸念される対米関係について、記者団との会見で大統領は、米国側の制裁措置の可能性はないと繰り返した。
S-400システムは、トルコ・ロシア両国の間で取引が終了した件であり、米国トランプ大統領との関係も良好であると述べている。
しかしアンカラと他の米国政府高官との関係については、また別のことだと述べた。トルコはS-400導入を阻止する米国側の脅威を受けてきており、制裁強行に踏み切ればトルコは沈黙を守ることはできない、と自身の強気な考えを語った。
「米国は慎重に検討すべし」とも
トルコはこれまでもNATOとの連携を重視しており、米国に制裁の権利がないとした上で、制裁を課す前に米国は慎重に検討すべきだとも付け加えている。
エルドアン大統領は、今月末に日本で開催されるG20首脳会議において、トランプ大統領とS-400の購入について協議する意向であることを明らかにした。ミサイルは7月上旬に納入される予定だ。
(画像は写真ACより)
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