トルコ、中央銀行でのブロックチェーン資産形成を提案

戦略的開発計画2019-2023
7月10日の報道によると、今週トルコ政府が提出した第11次戦略的開発計画の中に、中央銀行に暗号通貨ベースの資産形成を提案する内容が盛り込まれているという。実現すれば世界初の試みだ。
中央銀行でブロックチェーンを
戦略的開発計画では、新しい金融規制機関、欧州決済システムの再検討などトルコ経済を改善するために広範囲にわたる構想が描かれているが、その中に、中央銀行でデジタル通貨の資産管理・運営を提案している。
文書の中では「輸送」「税関」など貿易を中心にブロックチェーンの活用を促進するとある。またAIやインターネットを介した公共サービスでも利用される内容も含まれているが、これについてはまだ明確な指針を示していない。
通貨危機からの新たな戦略
国際通貨基金(IMF)は、近い将来中央銀行がデジタル通貨の発行を開始すると予測しており、各国で一部のテストプロジェクトが行われている。
トルコでは2018年の初頭から、独自のデジタル通貨の開発について提案されてきた。
政府の中ではまだ暗号通貨に対し懐疑的な意見を持っているものも少なくないが、2019年の世界消費者調査では、トルコ市民の20%が暗号通貨に投資しており、世界でも高い保有率となっていることから、暗号通貨が重視されている。
(画像は写真ACより)
▼外部リンク
coindesk
https://www.coindesk.com/