あれから3年

殉教者を哀悼
2016年7月15日にトルコ軍の一部が起こしたクーデター未遂事件から3年が経った。事件後、政府は7月15日を民主化と国民統一の記念日として制定し、キャンペーンをおこなっている。
エルドアン大統領はTwitterで
「私たちは殉教者たちが大切な思い出と血で作ってきたこれらの土地を守り続けます。私たちは7月15日を忘れません。」(引用は大統領Twitterより)
と述べ、殉教者へ哀悼の意を表明した。

通貨危機を招いた外交問題
事件後、エルドアン政権による粛清により多くの軍関係者が逮捕された。
また、クーデターに関わったとされる活動家や支援者らも取り締まりの対象となり、支援者の一人としてアメリカ人牧師アンドリュー・ブランソンが拘束された。この件を米国トランプ大統領が強く非難したことがきっかけで2018年8月のトルコリラ暴落が起きたとされている。
ブランソン牧師は既に解放されおり、同氏が米国へ帰国したことで一応の決着がついた。しかし、トルコ経済はこのときに起きた通貨危機の影響を引きずっている。
また、国外逃亡しているクーデターの首謀者の引き渡しを巡り、いまなお深刻な外交問題としてくすぶっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
エルドアン大統領Twitter
https://twitter.com/RTErdogan/