トルコ、移民問題対策に関する新しい行動計画の概要を発表

内務省の行動計画策定案
トルコのスレイマン内務大臣は7月28日(日)、トルコの移民問題について新しい行動計画を発表。違法入国を取り締まるものであり、外国人の追放ではないことを強調している。
増加する不法入国・滞在
7月24日大臣は、トルコが移住戦略文書、統一戦略文書、および不規則移住対策戦略文書を含む移民関連の問題について、「新しい行動計画」を策定していると伝えている。
そして日曜日に内容の趣旨を発表。増加する移民の不法入国を取り締まるもので、すべての移民に国外退去を命じるものではないことを強調した。
居住許可を持っているシリア人、国際的な保護権利を与えられている外国人に対しては、措置を行う予定はなく、一時的な保護を受けている人に対しては、受け入れ先の確保を行い解決に臨むと述べている。
今年だけで30万人を上回ると予測
2011年にシリア内戦が開始して以来、トルコでは2018年までに26万8000人、今年初めにはさらに16万5000人以上の不法入国者を確保している。内戦からヨーロッパへ逃れるためのルート上に位置しているからだ。
今年末までには30万人を上回ると予想されることから、トルコ政府は移民対策を強化。8月20日を目処に、トルコ国内の住居登録が行われていない者への取り締まりを行うとしている。
(画像は写真ACより)
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