米国・トルコ、シリア北部に安全地帯の設置と管理を共同で行うことに合意

共同安全センターの設置
米国とトルコは8月7日、共同声明を発表。3日間の交渉の末、シリア北部に安全地帯となる両国共同の運用センターを設置・管理することで合意に達したという。
3日間の交渉で合意、詳細はこれから
水曜日に、トルコ国防省とアンカラの米国大使館が共同声明を発し、早急にオペレーションセンターを設置することで合意。
明確な位置や設置する時期は今のところ指定されていないが、米国が支援するクルド人主導のシリア民主軍の管理下となっている、シリアのユーフラテス川の東部地域とみられている。
トルコのシリア難民問題を優先
シリア民主軍は主に人民保護部隊(YPG)で構成されているが、トルコはYPGをクルディスタン労働者党(PKK)の一部とみなし警戒している。
そのため安全地帯の範囲など交渉は難航。トルコは同盟国として米国のパートナーシップやトルコの安全保障などを求め、最終的に合意した。
トルコは、シリア難民を360万人以上抱えている。国防省は、この安全地帯によりシリア難民が安全に自国に戻るための「平和の回廊」を作ることだと述べ、そのための努力を惜しまないとコメントしている。
(画像は写真ACより)
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The New York Times
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