トルコ外相がテロ攻撃の声明を発表「米国の提案は受け入れられない」

トルコと米国、意見の違いが続く
トルコ外相は11日日曜日の声明で、米国がユーフラテス川東部のYPG/PKKへの攻撃を停止するよう求めたのに対し、テロリスト排除を目的に米国の提案を受け入れない姿勢を示した。
米国、一方的な行動とトルコを非難
トルコは、2016年より対テロ対策作戦を2回行っており、テロリストから数十万人の避難民救済を行ってきた。そして今回、シリアのアレッポ州北部に位置する地域で、テロリストの撤退を図る作戦を米国と取引していた。
それに対し米国のマーク・エスパー国防長官が、「一方的な行動で、受け入れられない」と述べ、話し合いによる交渉を求めた。
トルコ、ロードマップの合意を指摘
トルコのチャヴシュオール外務大臣は、米国側の作戦プロセス停止に、「許可できない」と反論。米国の姿勢は、両国がともに承認した安全地帯設置の役割を果たすことにならないと付け加えている。
米国は、シリア民主軍(SDF)と協力しているが、トルコはSDFを、クルド人民防衛隊(YPG)の一派とみなしているため、両国の緊張は続いている。
同外相は、米国の承認の有無にかかわらず、ユーフラテス川東部の地域の作戦を実行すると強気の構えを示した。テロリストの脅威から人民を守るために、一刻も早い安全地帯の設置を求めている。
(画像は写真ACより)
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