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 トルコ現地レポート

トルコ中央銀行総裁更迭

7月6日土曜日の早朝、トルコ中央銀行総裁チェティンカヤ氏の解任が政府報告書により公表されました。中央銀行総裁の後任はウイサル副総裁が昇格予定です。

トルコ経済が悪化するなかエルドアン大統領は経済不振を解消するためにも利下げが必要だとする案について中央銀行と何度も話し合いをしたものの合意が得られていませんでした。

今回の中央銀行総裁解任の件についてエルドアン大統領は演説で「チェティンカヤ氏へ金利を下げればインフレ率も下がると何度も伝えたにもかかわらず、彼はやるべき義務を遂行しなかった。」と述べたことからも、6月の金利が前回同様の24%に据え置きになったことが今回の更迭につながる直接の原因だと考えられています。

金利引き下げについてだけでなく大統領や政府と中央銀行の意見の相違は以前から噂されており、数々の要因を含めて政府はチェティンカヤ氏へ総裁辞任を迫っていたようです。しかし辞任を拒否されたてしまったために、今回事実上の更迭となったのです。

さてこのニュースは世界的にも大きく取り上げられましたがトルコのメディアや経済評論家達の反応もかなり痛烈なものとなりました。

トルコの中央銀行法において総裁は任期満了まで職務遂行が保障されています。つまりチェティンカヤ氏の任期である2020年までは総裁としての地位が保障されていたと言うことなのです。しかしこの突然の更迭によって中央銀行の独立性が懸念されるとメディアや経済評論家などから批判の声が高まっています。

今後金融政策の制御ができなくなるという不安、トルコリラの動向、物価や経済の予想など、この週末はずっと経済評論家達の白熱した論議が続いていました。

一方でトルコ中央銀行が管理する非常事態に備えた予備金である特別準備資金の使途についても中央銀行の権限の弱小化により正当に活用されない可能性もあり得る、などの意見まで合わせて討論されていました。

国民の反応に関しては、今のところ意外にも冷ややかな印象です。特に大きな反応が見られないのはおそらく今の時点では目に見える経済的変化が見られないからかもしれません。

今後またトルコリラが下落し続けたり、物価が上昇し始めると反応があらわになるのかもしれませんが、今はただ今後の成り行きをじっと見守るという状況なのかもしれません。

7月25日に金融政策を決定する会合が開催されます。新総裁になって初めての会合で金利政策の発表が注目されています。

編集部
ライター:編集部
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