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 トルコ現地レポート

トルコ大幅利下げによる国民の反応は?

大幅利下げで19.75%

世界が注目する中、7月25日にトルコ中央銀行は政策金利を24%から19,75%に利下げすることを発表しました。

7月6日、トルコ中央銀行総裁チェティンカヤ氏が突然更迭されたというニュースは記憶に新しいかと思います。エルドアン大統領とトルコ中央銀行の利下げに関する意見の相違がこの更迭劇となったことは周知の事実です。ほどなく行われた大統領の演説でも明確に利下げに対する強い意志が表明されていました。

これにより今回の利下げは想定内のため国民もそれほど大きな動揺はなかったようです。メディアでは2.5〜3%くらいだろうとも予想がされていましたが、20%を下回る大幅利下げとなり、大統領の意見がそのまま反映されていると納得せざるを得ない結果となったのです。

20%をほんの少し下回る数字の印象

ただ、19.75%という数字に対して、一部でバーゲン商品の数字のようだと失笑する声があったのも事実です。お店での販売価格を2000円とはせず1990円として一層の安値感を出す効果と同様に19.75%という数字にしたのではないか。つまり20%を下回っているということから大きな利下げ感を一層印象付けるのが目的だったのだろうという解釈です。

トルコ国民はとりあえず安堵

国民の多くは利下げによりドルがまた高騰することとなり、トルコリラが暴落するだろうと覚悟していました。しかし意外にもほとんど影響がなかったとも言える状況で多くの国民は安堵しています。去年の夏のトルコリラ急落が記憶に新しく、その悪夢が起こり得るという噂が蔓延していたからです。

一部の投資家はドル高になることを見込んでドル買いしていたようですが、現時点では1ドル5.65〜5.70トルコリラ前後と、あまり大きな利益はなかったようです。大方の予想ではドル高は続くとしてもなだらかな上昇となり約1年前の悪夢のようなことにはならないだろうということです。

今回の利下げ発表前から7月25日を境に経済面で大きな変化が起こりうると誰もが不安に思っていたのですが、大きなパニックを招くことなく今のところ平穏な状況が続いているということです。

エルドアン大統領の演説

先日利下げ後初めてエルドアン大統領の演説が行われました。まずは利下げをするとドルが高騰すると言い続けられていたが、実際はそれほどのドル高とならなかったことに関しての自負。利下げによって国民を不安に陥れることはないということが証明されたということです。

エルドアン大統領が当初から主張していた通り今回の利下げによりインフレーションの上昇率は抑えられると自信を持って説明していたので、国民はとにかくそれを信じて経済が上昇することを願うばかりです。

トルコ国民が今注目している点

政策金利が大幅に値下げされましたが、まだ各銀行の反応が明らかにはなっていません。今回のこの政策金利の大幅値下げによっそれぞれの銀行がどのような金利で対応していくのかが、いまのところ国民の注目となっているようです。

経済面での影響はすぐに数字として現れることはなく、今回の利下げの是非を語るにはしばらくの時間が必要です。ただ国民としては物価の上昇には非常に敏感なので当分の間静観しながら今回の利下げの影響を評価することになるでしょう。

編集部
ライター:編集部
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