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 トルコ現地レポート

トルコのイスタンブール市長選挙の熱い戦い

イスタンブール市長選挙の行方

今、トルコではイスタンブール市長の座をめぐりトルコ全土が注目。熱い戦いが行われています。

今年3月31日に行われたイスタンブール市長選。僅差で野党CHP候補イマモール氏が当選し、政権交代となりました。しかしこの結果に与党AKPが異論を唱え、トルコ時間5月6日トルコ選挙管理委員会は6月23日にイスタンブール市長選のやり直し投票を実施することを発表。

この発表を受け、その夜イスタンブールの各地で鍋やフライパンを叩く音が鳴り響きました。これはまさに市民の抗議の声なのです。

そしてトルコリラがすぐに下落、海外からも民主主義に反するとの批判を受けたからなのでしょうか。

トルコ最大の都市イスタンブールの市長を決めるやり直し投票の結果はトルコにとって将来を左右するとても重要なものとなります。3月に当選したCHP党のイマモール氏が次回も当選できるのか、それとも与党AKPが逆転勝利となるのか、、、。

イスタンブール市長選と言えども関心はトルコ全土に広まっています。とにかくイスタンブールに選挙権を持つ人が皆選挙に参加することが重要です。

再選挙日6月23日は学校も夏休みに入り、すでにホリデーの計画をしている人たちも多いはず。そんな中、翌日5月7日最初に選挙参加を促すキャンペーンを行なったのはペガソス航空でした。

「5月6日以前にイスタンブール発着で6月23日含む飛行機の予約をした人には無料で払い戻しまたは変更を行います。」

そしてその数日後トルコ航空も同様に払い戻しや変更を取り扱うことを発表。これにより意図せず選挙不参加になりかけた人にも選挙義務を果たせる機会が与えられました。

ソーシャルメディア上も盛り上がりを見せ、一般の人でさえ「イスタンブールを6月23日前後にバスを利用して旅行に行く予定だった人がいれば5人まで私がそのバス代を払い戻すので連絡してください。イスタンブールの選挙を放棄しないで!」と言った投稿が出回るほど。

その後CHP党も地方にいるイスタンブール有権者に各地方からイスタンブールに戻る無料バス運行を手配。

これとは別に2つの都市の市役所がソーシャルメディアで大きくメッセージを発表。まずはトルコ南部エーゲ海の高級リゾート地CHP党ボドルム市役所の投稿。

「イスタンブールの住民の方へ。ボドルムは6月23日に雪が降るため全ての海岸が閉鎖となります。その日のイスタンブールは太陽に恵まれるそうなのでどうぞイスタンブールで楽しんでください。6月24日以降お待ちしております。」

ボドルム市役所の投稿

トルコ南東部の街CHP党アダナ市役所は、「イスタンブールに住民票がありアダナに来る予定になっている人へ。アダナは6月23日気温が150度になりますのでご注意下さい』というメッセージを発表。

アダナ市役所の投稿

日本では考えられないような事ですが、それだけトルコはこの再選挙を重要視しているのです。

トルコの都市伝説によると選挙があるならそれまではリラも物価も安定、といわれますが、5月2日のイランとの石油協定の件も絡み、不安材料はなきにしもあらず。

トルコ最大の都市イスタンブール再選挙の結果はトルコの経済、トルコの将来にかかわります。トルコにとって良い結果をもたらし、リラと経済の安定を願いたいものです。

選挙にまつわる熱い戦いはまだまだ続きそうです。

Satomi
ライター:Satomi
トルコ在住18年の主婦。日本では伝えきれないトルコ現地からの記事をお伝えします。